昨日の雇用統計と9月のCPI発表について興味深いのは、同じデータでも誰が読むかによって全く異なるストーリーになるという点です。どちらのレポートもハト派的にもタカ派的にも解釈でき、正直どちらにも根拠があります。結局は、どの指標を重視するか、どんなストーリーを求めるかにかかっています。市場もまさにその通りで、利下げのシグナルと見る人もいれば、金融引き締め継続の理由と捉える人もいます。同じ数字でも、まったく違う見方がされているのです。