初入加密市場時、私は短期サイクルの泥沼に陥った——毎日15分足のチャートを監視し続け、結果的にわずか3ヶ月でアカウントの80%を失った。その時に初めて気づいた残酷な事実：超短期取引に夢中になることは、本質的に市場の流動性と賭け合いをしているのと同じで、最終的には行き詰まる。

痛い教訓と長期的な振り返りを経て、私は「マルチタイムフレーム共振」取引フレームを構築した。核心思想は異なる時間軸を用いて相互に検証し、虚偽のシグナルに何度も騙されることを防ぐことだ。

**フェーズ1：4時間足で大局を掴む**

まず4時間足で市場の特性を把握する。この周期は日常のノイズを十分に除去し、中期的なトレンドの転換をタイムリーに捉えることができる。判断基準は非常にシンプル——上昇トレンドが確立したら買いのチャンスに集中し、下降トレンドが明らかなら空売りを徹底的に避ける。レンジ相場の時は最も規律が問われる場面で、この時は動かずに静観するのが最善だ。多くの人はこの段階で焦ってレンジ内で頻繁にポジションを開き、結果的に手数料を何度も取られてしまう。

**フェーズ2：1時間足で精密なポイントを狙う**

4時間足の大局を確認したら、次に1時間足に落として具体的なエントリーポイントを探す。上昇トレンドでは、重要なのはリトレースメント（押し目）で平均線付近に戻ったときに安定して反発できるかどうかだ。これがリスクとリターンの最適なエントリーポイントとなる。一方、反発して前の抵抗線に向かっても停滞し続ける動きは、多頭の勢いが衰えつつあるサインだ。絶対に追い買いをしないこと——それは最も早く資金を失う道だ。

**フェーズ3：15分足で二重確認**

エントリー前の最後の関門——15分足を使ってフェイクブレイクを排除する。真のエントリーシグナルは、次の3つの条件を同時に満たす必要がある：ローソク足の包み足パターン、MACDのゴールデンクロス、取引量の明確な増加。もし出来高が縮小している中で上昇したり、フェイクのブレイクアウトが見られたら、迷わず見送ること。これは面倒に思えるかもしれないが、80%以上のフェイクシグナルを避けるのに役立つ。

この方法の最大の利点は規律性にある。短期の変動に心を乱されず、24時間チャートを監視し続ける必要もない。寝るべき時は寝て、働くべき時は働き、真のシグナルが出たときだけエントリーする。暗号市場で稼ぐ本質は、正しいリズムと正確なポイントを見つけることにあり、マルチタイムフレーム共振はこの二つの核心的な課題を解決してくれる。これからは損失を出すトレーダーの立場を卒業し、安定した収益を実現できる。