1000U進場、半月で口座底をついた。当時、これが人生で最も高価な教訓になるとは思ってもみなかった。

初心者が最も犯しやすい間違いは、仮想通貨界をカジノとみなすことだ。全資金を投入し、レバレッジをかけ、一攫千金の夢に駆られて頻繁に取引し、下落すれば資金を補充し、相場は自分の思い通りに動くべきだと考えてしまう。現実は非常に残酷だ——半月も経たずに口座はゼロになった。スマホの画面を見つめている瞬間に気づいた：仮想通貨界で最も恐ろしいのは、値動きそのものではなく、私の抑えきれない「焦り」だ。

数年の経験を経て、私は初心者のプレイヤーに教え始めた。彼のスタートは1200Uだった。彼は速成を望まず、「まず生き残ること、その後に稼ぐこと」を心に留めていた。4ヶ月後、口座は2.5万Uに達し、今や3.8万U以上を安定して維持している——しかも、一度もロスカットを経験していない。私も驚いた。

彼に教えた最初の方法は**資金三分法**だ：

**第一の資金（400U）：短期試し**
毎日一つの取引だけに集中し、素早く出入りし、良いところで撤退。欲張らず、20-30%の利益が出たらすぐに逃げる。手数料を稼ぐことが目的で、短期で大金を狙うのではない。これは感触を掴むための練習だ。

**第二の資金（400U）：波動狙い**
明確な大きなトレンドシグナルだけを狙う。曖昧な値動きには目をつぶる。ETHの反発、BTCのブレイク、SOLの上昇といった大きな動きだけにポジションを持つ。この部分の利益は最も安定しており、忍耐力の報酬を最もよく反映している。

**第三の資金（400U）：命を守る底値ポジション**
動かさずにキープ。相場がどれだけ極端でも触らない。この資金の唯一の用途は、前の二つの資金が全て失われたときに、まだ市場に参加できる余裕を持つことだ。底線を設けることで心の安定も得られる。

多くの人は「一発勝負」で死ぬが、私たちは「退路を確保」して生き延びている。

最初の二ヶ月はあまり利益は出なかったが、損もなかった。この段階では、実は「待つ」ことをしていた——トレンドが明確になるのを、シグナルがはっきりするのを待っていたのだ。仮想通貨の80%の時間は横ばいか震荡状態だ。見通しが立たないまま頻繁に操作するのは、実は取引所に手数料を送っているだけだ。私は彼にこう言った：「相場が見えないときは、横になって待つ方が、無理に動くより価値がある。」

三ヶ月目に入ると、ETHが反発した。彼の波段取引は60%の利益を出した。私はすぐに彼に3割の利益を引き出すように忠告した。これで初めて、「稼ぐことはギャンブルではなく、守り抜くことだ」という意味を理解した。

8000Uから今まで、生活に困らないのは、私が信じている**三つの「不」**のおかげだ：

不梭哈——常に退路を確保する；
逆勢に乗らない——トレンドが反転するまでは、順張りを徹底する；
感情に流されない——ルールはリスク防止の壁、感情は爆薬だ。制御できなければ、自分を爆破してしまう。

この三つは簡単に聞こえるが、実行には規律が必要だ。BTC、ETH、SOL、BNBといったコア通貨の値動きを見ながら、動かないか、明確な操作を行うかだ。曖昧なときは、一旦休むのが安全だ。無理に参加するよりも、休む方がずっと安全だ。

仮想通貨界で稼げるかどうかは、才能ではなく、来年まで生き残れるかどうかにかかっている。多くの天才トレーダーは感情にやられ、多くの平凡に見えるプレイヤーは規律を守ることで資産を築いている。選択はあなた次第だ。