有市場人士が発見したところ、XRPは15分足チャート上でクラシックなテクニカルパターンである対称三角形を演じている。簡単に言えば、価格が上下の2本のラインに挟まれ、その2本のラインが徐々に中央に近づき、活動範囲が狭まっていき、まるでゆっくり圧縮されているようだ。

この形状は通常何を意味するのか？買い手と売り手の双方がこの価格帯で膠着し、どちらも相手を押しのけられない状態だ。価格が一定の程度まで押し込まれると、いずれはどちらかの方向にブレイクアウトする必要がある。上方向へのブレイクは強気のシグナル、下方向へのブレイクは弱気を示す。

面白いのは、XRPがクリスマスの日に三角形の下辺界に近づき、まさに割りそうになったが、そこでしっかりとサポートされ、その後反発したことだ。これはこのパターンが今も安定しており、買い手と売り手の力がまだ引き合っていることを示している。

対称三角形は少し特殊で、上昇三角や下降三角のように「偏心」していない。上昇と下降の可能性はほぼ同じであり、純粋にテクニカル面から次に上昇するか下落するかを予測するのは難しい。

なぜ一部の人が10%の上昇を予想しているのか？これは実はテクニカル分析の経験則の一つで、価格が三角形からブレイクアウトした後は、一般的に三角形の「高さ」に応じた上昇または下落の幅を取る傾向がある。現在の形状から計算すると、おおよそ10%程度の変動範囲になる。

現在XRPの価格は1.84ドル付近にあり、最近1週間で3.3%縮小している。市場はまるで信号を待つかのように、次の動きの方向性を見定めようとしている。上にブレイクアウトするのか、それとも下に割り込むのか、その答えは価格自身が示すのを待つしかない。