ノード/バリデーター Node/Validator

“検証者”（別名「検証ノード」）は、オンチェーン取引の検証を担当します。取引が正常に検証されると、検証者はこの取引を分散型台帳に追加します。

一般的に、検証者は「検証作業」に対するインセンティブとしてトークン報酬を受け取ります。逆に、不正行為を行った検証者は罰則を受けることがあります（通常は一時的または永久的にシステムへの参加が禁止されます）。

検証者の数はブロックチェーンによって異なります。また、検証者のタイプは異なるコンセンサスメカニズムに基づいています。ここでは、最も一般的な2つのコンセンサスメカニズムの検証者について紹介します。

PoWコンセンサスメカニズムの検証者

ビットコインなどのPoW（プルーフ・オブ・ワーク）コンセンサスメカニズムに基づくネットワークでは、検証者はマイナーと呼ばれます。彼らは複雑な計算問題を解くことで取引の検証権を得ます。彼らが得る報酬は「作業量」に基づいています。

PoWとは何ですか？PoWコンセンサスメカニズムはどのように動作しますか？「コンセンサスメカニズムとは何か」および「作業証明とは何か」の章を参照してください。

PoSコンセンサスメカニズムの検証者

Solana、Ethereum 2.0、AvalancheなどのPoS（プルーフ・オブ・ステーク）コンセンサスメカニズムに基づくネットワークでは、参加者は特定の量のネットワークネイティブトークンをステークして検証者になる必要があります。正しく検証プロセスに参加した検証者は報酬を得ます。詳細な報酬ルールはネットワークによって異なります。

PoSとは何ですか？PoSコンセンサスメカニズムはどのように動作しますか？「コンセンサスメカニズムとは何か」および「ステーク証明とは何か」の章を参照してください。

ノード vs. 検証者

ブロックチェーンネットワークのノードは3つのタイプに分かれます：

ライトノード（light node）

フルノード（full node）

アーカイブノード（archive node）

名前の通り、ライトノードはブロックヘッダーのみをダウンロードし、全てのブロックをダウンロードしません。この制限により、ユーザーは高性能なハードウェアや高速な帯域幅を必要とせずにブロックチェーンネットワークとやり取りできます。ただし、ライトノードはコンセンサスプロセスに参加しないため、マイナーや検証者としての役割は果たせません。

一方、フルノードは積極的にブロックの検証に参加し、すべてのブロックと状態を検査します。理論上、フルノードはブロックチェーン全体のデータを保存しますが、通常は最新のデータのみをキャッシュして高速アクセスを実現しています。例えば、Ethereumのフルノードは最近の128ブロックのみを保持します。

アーカイブノードは、フルノードと同じ機能を持ちますが、すべての履歴状態データもアーカイブします。この機能により、特定の時点のブロックチェーンの状態を直接クエリでき、過去のデータからゆっくりと推論する必要がありません。アーカイブノードはブロック検証に参加できますが、その義務はありません。 **$NOT **