ビットワイズCEO「暗号資産は資本市場を飲み込むだろう」…ウォール街の採用状況を共有

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「ソフトウェアが世界を飲み込み、暗号資産が資本市場を飲み込もうとしている」

これはBitwiseのCEO、ハンター・ホースリーがウォール街の機関投資家の暗号資産市場への参入を要約したもので、「今後12ヶ月以内に、すべてのウォール街の機関が暗号資産関連の事業に関与するだろう」と予測している。

この主張を裏付けるために、Bitwiseは「機関投資家による暗号資産の採用状況」について28日の現地時間にデータを公開した。2025年9月30日現在のデータであり、従来の金融トラッドファイ巨大機関がどれほど深く暗号資産市場に浸透しているかのスナップショットを提供している。

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( ◇ 「すでに主流のトレンド」…ウォール街の暗号資産5分野への総合的な参入

Bitwiseが公開したチャートによると、ブラックロック、JPMorgan Chase、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、フィデリティなどのウォール街の大手はすでに暗号資産関連の事業を展開している。

Bitwiseは機関投資家の参加を以下の5つの主要分野に分類している。

1. 暗号資産取引と保管：現物、先物、デリバティブ取引および保管サービス
2. プライベート暗号資産ファンド：機関投資家や高額資産家向けのプライベートファンド
3. 暗号資産指数（Crypto ETPs）：ビットコイン現物ETFなどの上場指数商品
4. 暗号資産を活用した決済：ステーブルコインなどを用いた決済システム
5. トークン化：株式や債券などの実世界資産（RWA）のブロックチェーンによるトークン化

このチャートは、ほぼすべての機関が「暗号資産取引と保管」および「暗号資産指数」に参加していることを示している。これは、ビットコイン現物ETFの承認後、暗号資産が機関投資資産として確固たる地位を築きつつあることを示唆している。

) ◇ 「トークン化」と「決済」が次の戦場

特に注目されるのは、「トークン化」分野の進展だ。ブラックロック、フィデリティ、JPMorgan、ゴールドマン・サックス、シティなどの大手投資銀行や資産運用会社が積極的にRWAのトークン化事業に取り組んでいる。これは、彼らが暗号資産を単なる投資資産として見るのではなく、次世代の金融インフラとしてブロックチェーン技術を採用していることを示している。

さらに、ビザとマスターカードは「暗号資産を活用した決済」分野をリードし、既存の決済ネットワークとブロックチェーンネットワークの連携に注力している。

ハンター・ホースリーCEOの声明はこのデータに基づいている。分析によると、ウォール街は「暗号資産を採用するか否か」の段階を超え、「すでに採用済みで、今後どれだけ拡大するか」の段階に進んでいる。