Axelar、2022年3月3日に5,000万米ドルのパブリックセール資金調達を実施

業界関係者によると、Axelarは2022年3月3日に5,000万米ドルのパブリックセール資金調達ラウンドを完了しました。このラウンドを経て、Axelarの累計調達額は1億4,375万米ドルに達しています。Axelarは、異種ブロックチェーン間の接続を通じてWeb3の相互運用性を強化することに特化した分散型クロスチェーン通信ネットワークです。同プラットフォームは、開発者やエンドユーザー向けに資産の流動性とプログラム可能性を最適化します。Axelarのアーキテクチャは、基盤となるネットワーク層と上位API層の2層構造で構成されており、コアにはプルーフ・オブ・ステークおよびパーミッションレスプロトコルによる、チューリング完全なクロスチェーン通信を実現するパーミッションレスオーバーレイネットワークが搭載されています。プロジェクトの成長経緯を振り返ると、Axelarは2020年以降着実な成長を示しています。2020年11月に375万米ドルのシードラウンドからスタートし、2021年7月に2,500万米ドルのシリーズA、2022年2月に3,500万米ドルのシリーズB、そして最新のパブリックセールと複数回にわたる資金調達を実施しました。特筆すべきは、2023年7月にMicrosoftと提携し、共同でブロックチェーン相互運用性ソリューションの開発に着手したことで、Axelarの技術力と市場認知度の高さが裏付けられています。今後の展望として、Axelarは2025年11月にDAMA 2マルチチェーンインフラ製品のローンチを予定しており、クロスチェーンエコシステムのさらなる発展を目指しています。ブロックチェーン相互運用性への需要が高まる中、AxelarのソリューションはWeb3インフラの発展を牽引する重要な役割を果たすことが期待されています。